「あるく!マップ伊勢」制作 / EMELON代表       中谷ユキ

 

「一度は伊勢へ!」    ー 伊勢という吸引力 ー

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フランスに留学していた女の子にフランス人が尋ねました「日本のドコカラキマシタカ?」 
彼女は少し悩みました。なぜなら彼女の出身はトウキョウやオオサカ、ましてキョウトでもありません。
フランス人に言ったってわかりっこないような場所。
彼女はおずおずと言いました。

「日本の伊勢から来ました」

すると、そのフランス人は言いました。

「 ISEですか、シッテイマスヨ」

伊勢 イコール  伊勢神宮

日本人の多くは「伊勢神宮」という言葉を知っています。まだ伊勢を知らぬ人にとって、伊勢とは時に
神秘的な響きを持つようです。

神宮の森は深く、空気が澄んでいて、他の神宮には無い懐の深さを感じることができます。誰もが一度は
行ってみたい伊勢。

しかし、伊勢を訪れる人々が神宮だけを見れば満足するのかというと、決してそうではありません。伊勢とは
神宮を含んだ街全体を指します。人は神宮とそれを取り囲むもの、人の暮らしや生活を覗き、体験したいと
思っています。


実際、伊勢はすばらしい街です。その証拠に都会や外国に出た多くの人間が再び伊勢の地に帰ってきています。
また新たに伊勢を選んでよそから移住してくる人たちもいます。
おいしいものが沢山あり、海も山も川も近く、自然が豊かにあり歴史があります。それだけではありません。
人の温かさや素朴さがあります。多くの店が郊外に流出してるとはいえ、まだまだ魅力的な個人商店もたくさん
あります。

 

「現実とのギャップ」    ー 伊勢に来て「さと」で食事 ー

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それなのに、伊勢を訪れた人の中には落胆を示す人もいます。どうしてでしょうか?
私は河崎で飲食店を営んでもいます。近隣にホテルも多いことから、ビジネスのお客様も多く、中にはかなりの
長期滞在の方もいらっしゃいます。

そういった方々の悩みの種は飲食店などの情報の少なさです。まず、伊勢市駅周辺、特にJR駅前に行けば取りあえず
何かはあるだろう、と思うようです。ところが、行けども行けどもコレといった店も無ければ、情報も少ない。

結局、彼等が行き着くのは駅前の「さと」だそうです。

 

「減りつつある市街地情報」    ー ほしい情報をコンパクトに ー

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しかし伊勢に住んでる人なら「さと」に行かなくとも、おいしい店が沢山あるのを知っています。居酒屋に
焼き鳥屋、ちょっと洒落たイタリアンにフレンチ、ショットバーに深夜まで開いてる喫茶店も。

なのによそから来た人たちにそんな店を知る手だてが無い。観光情報誌は何冊も出ていますが、伊勢市内の
情報はすっかり減ってしまい、近年クローズアップされているのはおかげ横丁に河崎だけ・・・

でも、それ以外に、もっと単純でもいいから市街地の情報を求めている人は
多くいるはずです。

 

「だから地図なのです」    ー 口では言えない ー

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私はそういった人たちが店に来るたびに、いつも手書きで簡素な地図を書き、飲食を初めとした店などの
情報を提供してきました。

伊勢の街は踏切で寸断されていたり、ランドマークも無く、道も碁盤の目でないので、地図を書かないと
解らないのです。あんまり、そういったことが続くので「もうそれなら地図を作ってしまえ!」

思ったのが「あるく!マップ伊勢」を作るきっかけになったのです。

 

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