昨今、私の周りやお客さんで結婚する人が何人かいます。 「おめでとう!」と、一応は言いますが、私の心境は複雑です。結婚って…めでたい??ハッキリ言って、別段めでたいもんでもないと、私は思うわけです。

 結婚のことをよく「ゴールイン」なんて言いますが、これはまったくの勘違いで、確かに、恋人同士という観点から言うと結婚は到達点です。しかし、結婚した途端、戦いの火蓋が落とされるわけですから、「ゴールイン」なんて呑気なことは言ってられません。

 ですから、結婚する人に私は「是非、がんばってください!」という言葉を贈りたいのです。まあ、そんなこと言ってもラブラブの二人はポカンとしていてまったく届きませんがね。

 さて、私は常々「結婚は修行」と、言っています。結婚が修行だと分かるのはラブラブ状態が冷めてきてからです。それも、一緒に冷めてくるのではなく、どちらか一方からラブ度が冷めてきます。その時点から夫婦の物事に対するスピードの違いが現われてきます。ラブ度が冷めるというのは、ラブがなくなるのではありません。ラブの形が変わってくるのです。

 そう、夫婦というのは、常にラブの形を変えながら形成されていくものなのですね。
 結婚して、夫婦という箱に入るとしましょう。
  最初は、広い箱の中にぽつんとある夫婦という形が年月とともにぐんぐん成長して、箱一杯になり、やがては箱そのものの形を変えながら独自の夫婦の箱を形成していく。
 結婚は夫婦のスタートです。これからどんな形にでもなりますし、箱一杯になるまえに「一抜けた」と、やめることもできます。

 ラブ度が冷める、と書きましたが、実際にラブがなくなってしまう場合だってありますよね。
  一方のラブ度が冷めてきてラブの形が変わってきただけなのに、ラブがなくなったと勘違いして、結果的にこじれてしまう。そんなこともあるでしょう。そういった場合、大切なのは話し合いです。その話し合いの中でも覚えておかなくてはいけないのが、「人を変えることはできない」ということです。
 話し合いで相手を変えようと、思ってはいけません。ですから、お互いのことを理解するという話し合いは意味がありますが、「自分はあなたにこういう風になって欲しいと思っている」ということは、話し合ってもあまり意味がありません
 話し合いで折り合う地点を見つけていく。これが、夫婦の形を形成していく基となりますが、話し合いをせずに、形を作っていくと、実は張りぼてだった。という場合。まあ、こういうのが、最近増えている熟年離婚の原因ですね。

 折り合い。これがなかなかクセモノです。なぜなら、箱の中の自分の立ち位置を確率し、ある種居心地の良い、あるいは最悪ここが限界という場所を誰しも作りたいじゃないですか。そこがまた、夫婦の攻防戦となってくるわけであります。

 そう、夫婦というのは格闘技でもあるのです。いやー夫婦って大変ですねー。

 

 

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