宝くじを買いますか? 宝くじに当たった人で事業に成功した人や、そのあと幸福に暮らしている人を知っていますか?っていうか、1等当選者が周囲にいますか? 公営ギャンブルの中で宝くじはもっともラクなギャンブルです。 一方、公営ギャンブルの中で、宝くじはもっとも還元率の低い商品です。競馬、競輪は70%ほどのなかで、宝くじは45%ほど。では、その内訳がどうなっているのか試算してみましょう。 宝くじの場合、3,000円(ジャンボ宝くじ10枚購入の場合)を買って、当たりが保証されているのはわずか300円。1割です。残りの2,700円は当選者へ渡るのかというと、そう簡単でもありません。内訳は大体次のようになります。 |
金額 |
使用目的・行く先 |
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1,200円 |
地方自治体 | 県など地方自治体のふところに入る |
1,060円 |
自分以外の当選者 | 3億円当たる人へ行くお金 |
230円 |
手数料 | |
120円 |
印刷経費・宣伝料 | 所ジョージのギャラはここから |
90円 |
宝くじ協会への助成金 | |
300円 |
自分 | 最低保証分 |
毎年発売されるジャンボ宝くじのうち、夏と冬に30枚ずつ買ったとして、18,000円。そうすると、次のような金額になります。 |
金額 |
使用目的・行く先 |
7,200円 |
地方自治体 |
6,360円 |
自分以外の当選者 |
1,380円 |
手数料 |
720円 |
印刷経費・宣伝料 |
540円 |
宝くじ協会への助成金 |
1,800円 |
自分 |
それを、もう10年続けている人は。 72,000円(を市町村に寄付して)←これを「国家が愚か者に課した税金」と呼ぶ人もいます。 私たちは普段から市、県民税を払っています。しかし、宝くじ買うことでさらに自治体に寄付をさせられている訳です。いやー…ウマイこと考えてますね! 宝くじなんてギャンブルだから、という人は別にいいのです。でも、宝くじに当たることを真剣に、切に願っている人がいるとしたら、大切な生活費までつぎ込んでいたとしたら、これは不幸なことです。 金融商品には 投入したお金(元本)+利益 |
特徴 |
備考 |
・元本のうち1割を完全保証 | |
・買うだけでいい | 簡単ですね! |
・運用は約1ヶ月 | 実際には運用しません |
・購入枚数に制限はありません。売り場もあちこちにあります。 | 好みで売り場を選ぶことができます |
・500万分の1の確立で2億円が当たります。 | ちなみに500万枚購入には10億必要です |
まともな人ならこんな金融商品はまず購入しないでしょう。しかし、現実にこれを金融商品のようなつもりで買う人もいます。宝くじは毎回完売に近いヒット商品なのです。 宝くじもまた「お金持ちになりたい」欲望を利用した国ぐるみの商売なのです。 |
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